医歯薬系の地方学生は、都市圏との知識や技術の格差に悩む時期が来るかもしれません。その理由は、最先端医療の始まりは必ずと言っていいほど都市圏ですし、その設備が充実するのも都市圏です。いつも遅れてやって来る最先端医療の知識と技術に、時間のズレを感じ始めると格差を自覚し始めます。
同じく日本で医歯薬に携わるのですから、学生の学びに差が出ない配慮が必要になってきていると感じています。特に、日々進んでいる医療技術や新薬の情報に関して、学生たちが目にするスピードの違いがあっていいはずはありません。同じように医歯薬の世界で活躍するために日々努力しているのですから、スタートラインは出来る限り同じである方がいいと思います。設備に関しては設置にかかる投資が必要になるため予算の関係もあるのだと思いますが、最低限それが必要な医療機器であるなら国がある程度の負担をするべきもののあるのではと思います。
特に、地方には国立の病院がない場合が多く、自治体運営の病院や個人の開業医がほとんどです。そう言う場面であっても、学生にはその差を感じさせないように学んでもらえる配慮が必要なのではないかと思います。学生のやる気を削ぐようなことが現場で起こることはない方がいいと思います。最新の設備の配置が無理なら、順を追って学生たちに体験させることが出来るような出張カリキュラムを組むなどして、最先端医療を知らずに卒業することがないようにして欲しいと思います。